単品物(たんぴんもの)の製作では、構造物は溶接で、ハウジングやカバーは板金で、その他の機械部品は板・棒・線・管形状の素材から切削で、それぞれ製作するのが通常である。量産品の製作では、鋳造、鍛造、粉末冶金、射出成形などの型成形を用いて、最終形状またはそれに近い形状に加工し、必要に応じて最後に仕上げ加工を施す。製作費用と製作時間は、最後の仕上げ加工の必要度に応じて大きく変わってくる。


表 表面の機能とそれに適する加工法


表 各種の素形材の外形加工方法


表 素形材の切断方法


表 薄板加工方法

 板材に曲げ加工を施す場合、必ず角にRができることに注意を要する。板材を亀裂なく曲げるためには、鋼とアルミでは約0.5mm、ステンレスでは1mm、銅では1-2mm程度のRが必要である。


表 溶接の方法