ねじは最も重要な機械要素の一つである。ねじは、六角ボルト(図の2段めの左)や六角穴付きボルト(同右)に代表されるボルトやナットとして用いる場合と、機械部品の端部や穴部にねじを機械加工して用いる場合がある。


表 各種のねじ

 おねじ・めねじともに、ねじ部を加工する場合、不完全ねじ部を残す方法と、工具の逃げを設けてねじ部全体を完全ねじ部にする方法がある。特にめねじの場合、通し穴と止り穴があり、止り穴の場合、通常はドリルで下穴をあけるためドリルの先端形状がそのまま残る(図の4段めの左)。