小型のプールで長距離の水泳練習をさせたい。どのようにすればよいか。長距離の水泳練習は図1に示すような小型のプールで実現できる。この構成にすると、泳ぐ人のニーズと能力に適応して、水の速度を変化させることができる。(参考文献:実際の設計研究会編「TRIZ入門」日刊工業新聞社)


図 1.流れるプールでの強化練習

【思考演算の説明】
 機構を考えるとき“天地逆”も有効である。すなわち、「問題の中で必要とされているものと反対の作用を行う」「システムの可動部品を固定し、固定部品を可動にする」「システムを上下逆にする」などの方法である。