シャフトを横から穴をあけ、ピン嵌合した部位が破損した。設計時、嵌合部の図面を図(a)のように、3倍尺で作成し、肉厚は十分であると判断した。しかし実際は、実寸の図(b)のように、ピン穴をあけたシャフトの残り部はあまりにも薄く、勘合部断面の肉厚が不足していた。


図 倍尺による肉厚感覚の変化

【設計のアドバイス】
 設計する際、倍尺で図面を作成すると、寸法に対する感覚が狂うことがある。原寸でのチェックが必要である。