車両の排気ガスに白煙が見られた。燃料中に水分が混入したと考えて、燃料タンクを調査したところ、図のように、タンクの底部に水抜き穴があるが、タンクが斜めに取付けられ、水抜きしても底部に水が残ってしまうことが判明した。設計時、図面上の姿勢で水抜き穴の位置を決めたことが原因であった。対策として、水抜き穴の位置を斜めにした時の最下部へ変更した。


図 水抜き穴の位置を設計する

 実際の搭載姿勢や負荷の方向を念頭に入れて、設計図面を作成すべきであった。