図のように、ACサーボモータを駆動源として、旋回テーブルをチェーンで駆動した。ところが、運転を開始すると旋回テーブルがハンチング(ステックスリップをするようにガタガタと起動・停止を繰り返すこと)を起こした。サーボモータはフィードバック制御であり、加減速時にも制御量を目標値に追従させるように動作する。旋回テーブルの回転慣性(GD2)が大きいのに、チェーンテンショナ部のガタやチェーン自体のたわみが大きく(しゃくりが発生)、動作信号に対する応答が不安定となったためである。


図 旋回テーブル駆動装置

【設計のアドバイス】
 位置制御や厳密な速度制御を必要としない場合は、サーボを使用しない方がよい。