図のようなECL回路で、電源層の回路を動作して電流を切替えたところ、信号回路が誤動作した。終端電源層のインピーダンスが高かったため、許容値以上の電源ノイズが発生し、終端抵抗を介して信号ラインBに重畳した。このノイズが回路のいき値を超え、出力Cにグリッジノイズが発生した。なおECLはEmitter Couple Logic の略でデジタル論理回路の一つである。


図 ECL回路の誤動作

【設計のアドバイス】
 終端用電源層を低インピーダンスになるように設計すれば、安定した信号レベルが確保できる。