ポリカーボネート製のナットにクラックが発生した。回り止めにネジロックを塗布したが、ネジロックに含まれる有機溶剤がポリカーボネートを変質させたためである。参考資料:(1)日ゴム協会編ゴム試験法P433(1980)(2)大石、プラスチック、23.8.P90、(1972)
熱可塑性プラスチックの耐薬品性は、プラスチックの種類によって影響を受ける薬品の種類と程度が大きく異なる。
【設計のアドバイス】
プラスチックやゴムは、有機溶剤に浸漬したり、接触すると、クラックの発生のほか、膨潤することもある。