締結方法は、その目的と負荷の大きさで使い分ける。図のような、被締結部に作用する荷重が小さい場合は、ウエルドナットを廃止してタッピングスクリュに置き換え、ウエルドナットと溶接工程を省き、コスト低減を図ることができた。


図 ウエルドナットからタッピングスクリュへの変更

【設計のアドバイス】
 設計の発想としては、ウエルドナットの雌ねじ機能を、鋼板のバーリング部に代用させたといえる。コストダウンは@その部品の本質的な要求機能は何か、Aその部品を無くせないか、B負荷に対して、代替方法が耐えられるか、の視点から検討する。

【思考演算の説明】
 ウェルドナットの機能と同じ機能をもつ、タッピングスクリュを選択した。