金属の電解腐食を防止する方法として、防食したい金属側が電気化学的に陰極になるようにする陰極防食法が主流である。その方法として、防食したい金属が陰極になるように外部電源で電流を流す外部電源方式と、防食したい金属より自然電位列の電位の低い金属(卑な金属)の陽極を取り付け、陽極を選択的に腐食させて防食する流電陽極方式(犠牲陽極方式)がある。現在、保守管理が容易な流電陽極方式が主流である。表は、外部電源方式と流電陽極方式の特徴である。(参考文献:「奥田繁 監修 防食技術ハンドブック」化学工業社、「海水サービスの腐食と対策」涛川ほか、vol.21,No.5(1998))

【設計のアドバイス】
犠牲陽極の材料としては、Al合金、Zn合金、Mg合金などがある。Al合金は、電流効率、有効発生電気量とも他の材料より優れ最も経済的で多用されている。Zn合金は、衝撃による発火性がなく燃料タンクやバラストタンクなどに使用されている。Mg合金は、単位面積当たりの発生電流が最も大きく、比較的高比抵抗の水中・土中で使用できるが高価である。
【思考演算の説明】
腐食を電気化学的に防ぐ。