図のように、厚鋼板のブラケットに組み付け用のウェルドナット(溶接されたナット)を設けていた。ウェルドナットの機能は「雌ねじ部をもつこと」である。ブラケット側に雌ねじ加工し、この機能をブラケット側に持たせ、ナットの廃止および溶接工程を削減し、原価低減を図った。
ウェルドナットの廃止と溶接工程の削減で原価を低減した。
【設計のアドバイス】
原価低減には、部品の機能に着目しての、部品点数や工程の削減が有効である。
【思考演算の説明】
ブラケットとウェルドナットとを合体して、雄ねじをブラケットに付けた。