ボタン型電池の側面はプラス側の電極であるが、製造年月日が非導通の不滅インクで印刷されている。電極との接触点が1ケ所だと、接触点と印刷位置とが一致したとき導通しなくなるので、接触点を図のように2ケ所とるのが好ましい。印刷部分を検知して接点を動かすような凝ったことをするとコストが高くなる。この時は、本例のような単純な冗長設計が役に立つ。
【思考演算の説明】 冗長な機構を加えると一般に構造が重く、コストも高くなるが、ここでは接点位置を制御する代替機構よりは簡単で安くなるので採用した。