エアシリンダで並進往復運動する近接センサをロボットの手首に装着したが、使用開始後、短期間でセンサのリード線が断線した。リード線の挿入部が繰り返し応力を受けて、疲労断線したからである。保護チューブ端を挿入部に固定し、リード線が急激に曲らないようにした。
【設計のアドバイス】
ブラブラしている配線や配管の両端は、それらが動くと切れることが多い。ケーブルベアやステンレスシートで配線を保護することが一般的だが、本例のように両端を固定することも肝要である。「配線・配管は後から何とかなる」という安易な考えで設計すると、後で必ず、「何ともならない」になる。