計測ケースを図1のように、すべて設計したが、あとでよくよく検討してみると、購入品を活用した方がよいものができることがわかった。作るより買ったほうが楽なので、その設計を没(ぼつ)にし、購入品を活用して図2のような設計に変更した。


図 1.設計した計測ケース


図 2.設計しなおした計測ケース


図 3.比較・検討を行いながらの機構の具体化

【設計のアドバイス】
 設計で最も大事な点、つまりその設計の意義と必要性についての検討を十分に行ってから作業を進めること。図3に示すように、設計の過程では、機能を満足する機構として、考えられる案をできるだけ多く取り上げて比較検討することが必要である。これを怠ったために、最後になって全体をやり直すという大きな設計変更になった。