一般に、油圧は重荷重の駆動に用いられ、アクチュエータは油圧駆動源から供給される作動油の流入とともに外部に対して仕事を行い、アクチュエータから排出された作動油は必ず駆動源に戻って閉回路を構成する。主な用途はプレス成形機や油圧ジャッキ、建設機械などの重機械が多い。しかし、一般産業機械に用いる場合、作動油の圧力は、これらの特別な重機械用途とは異なり安全上の理由から必ず14MPa以下とする。


図 油圧駆動系の基本構成


表 油圧の圧力とその用途


表 油圧機器の種類と用途

 油圧駆動系の基本構成要素を示す。駆動源は主にタンクとポンプからなる。


図 各種の油圧ポンプの構造


図 油圧シリンダの構造

 油圧アクチュエータには直線往復運動をする油圧シリンダと、回転運動をする油圧モータがある。油圧シリンダの形状は、空気圧シリンダのそれに似ているが、作動圧力が大きく異なり、油圧シリンダでは作動油がシリンダを含む油圧系統内に密閉されている。


図 油圧回路の例

 油圧機器で構成する簡単な事例とその回路を示す。