空圧機器に供給された空気はそのまま外気に排気されることが多いため,戻り配管は必要ない。通常の使用空気圧力は1MPa以下で,空圧機器の大半は安全使用圧力が0.7MPa程度である。
図に示す小形のレシプロ型エアコンプレッサが最も広く用いられる。安価ではあるが騒音が大きいという欠点がある。工場用途の大形コンプレッサは、スクリュー方式が一般的で、高価だが小型で騒音も少ない。
空気圧を利用するアクチュエータには、回転型のモータタイプと図示するようなシリンダタイプがある。
空圧機器で構成する簡単な事例とその空圧回路を示す。
圧縮空気は空気アクチュエータを駆動するだけでなく様々な用途に使われる。図示するような用途では、極めて清浄度の高い空気を必要とするとともに、単位時間あたり大量の空気を消費する。