外部から加えられる負荷(力やモーメント)および構造物の内部に発生する負荷(力、モーメント、内部圧力)に対して、変形しにくい機構・構造を選択することが重要である。そのためには、どのような負荷がどの場所でどの方向に発生するか、を正しく把握する必要がある。大きな力には太い部材で、小さな力にはそれに応じて細く決定することが、バランスのよい設計につながっていく。
【設計のアドバイス】
図中にも示したように、機械の中をどのように力が伝播していくかを把握するために、力を流れのようにとらえて、流れる様子を図面の中で視覚化してみるとよい。力が集中するところは太くすればよい。また、力の流れが閉じていなければ、どこも反力を受けてくれなくなるので、機械は加速度をもって動きだす。