ドライブ軸をチェーン駆動したところ、市販減速機の出力軸ベアリングが破損した。図のように、減速機出力軸から動力伝達を直角に行うので、軸にねじりと曲げの合成力がかかり、それが、減速機の許容オーバーハング力を超えたことが原因であった。対策として、減速機を1サイズ大きくした。
【設計のアドバイス】
出力軸とドライブ軸との締結は、軸方向の同軸が設計の基本である。しかし、既設設備を改造する時はスペースの制約があるので、上記のような方法がとられる。それにしても出力軸のオーバーハング力は、少なくとも許用値以内かどうかチェックすべきであった。