搬送物をコンベアで移送したところ、急減速時、図1のように所定位置で静止せず、オーバーランし、障害物に衝突した。搬送物とコンベアとの静摩擦係数の見込み違いが原因で、搬送物がコンベア上で滑った。応急処置として、障害物に緩衝材を取付けた。また、恒久対策として、図2のようにコンベア上にストッパを設けた。
今回は搬送設備製作後の対策として、緩衝材やストッパを設けたが、本来は設計段階で、搬送物とコンベアの静摩擦係数を把握し、コンベアの加減速度を設定すべきである。
【思考演算の説明】
オーバーランが予想できなくても、一応はじめから、ストッパを付けておくべきである。