大形機械を定期的整備するときは、交換部品が組み込まれている部位をできるだけユニット化して、一括交換できるようにする。図は、車輪交換部位の設計例である。


図 ユニット構造化の例

 台車の車輪が台車の台枠フレームに直接取り付けられていたため、車輪交換の際、オンラインで時間が掛かった。改善では、台枠フレームに、車輪、車軸、軸受等をユニット化したものをオフラインで組んでおき、車輪交換の時は一括交換するようにした。

【設計のアドバイス】
 大形機械の場合は設備費用が大きく、機械の稼働効率が重要である。ユニット化による外段取りの整備で、機械の休止時間を短縮する。

【思考演算の説明】
 ここでは、ユニットをオフラインで予め組み立てておく。