クラッド鋼は、強度を受け持つ軟鋼や低合金鋼を母材として、その表面に主に耐食性、耐摩耗性などの機能を有した材料(合わせ材という)を組み合わせたもので、石油精製や化学工業における反応容器、ケミカルタンカー、海水淡水化装置などの構造材として広く使われている。クラッド鋼の種類と特徴を表に示す。クラッド鋼の製造方法としては、組立圧延法、鋳込圧延法、爆発圧着法、肉盛溶接法、拡散溶接法などがあり、最も一般的なステンレスクラッド鋼は主として組立圧延法、鋳込圧延法で製作されている。また、炭素鋼へのチタンや銅合金クラッドは爆発圧着法で製作されている。圧延クラッドや爆発クラッドは、非密着部(un-bonded area)が避けられず、過酷な用途には肉盛溶接法が用いられる。(参考文献:「溶接便覧」溶接学会編、「接合・溶接技術Q&A1000」産業技術サービスセンター、「新版 接合技術総覧」産業技術サービスセンター)

【思考演算の説明】
無理矢理、異材料を鋼の表面にくっつける。