大きなサイズのプリント基板では、基板を構成する内部導体面(プリント基板を構成する層の一種で、層全体が金属板状のもの)の電気的特性に影響されて、ある固有の周波数で、電気的共振が発生することがある。この共振で、プリント基板の内部導体面の電位が時間的に変動し、その結果、基板上の半導体素子への供給電圧の変動し、半導体が誤動作する。この現象を設計段階で予測することは難しいので、設計後に、内部導体面の電気的特性を調整できるように、プリント基板に、コンデンサ搭載用電極を設置しておく。


図 コンデンサ搭載可能なプリント基板

 共振発生時には、コンデンサを追加搭載して対策する。

【設計のアドバイス】
 設計時に不具合が予測できない部品では、次善の策として、不具合の対応が容易な設計を採用する。論理回理だって100%不具合が生じないとは限らない。もう1回、半導体を作り直す時間がない時は、プリント基板上で補修する。民生品の基板の裏を見れば、必ず何本かこのジャンパー線が見つけられる。

【思考演算の説明】
 予めコンデンサ搭載用電極を準備しておいて補修する。