LSIチップ間またはLSIチップ内で論理動作を同期的に行うには、クロックが全LSIで同時に時を刻むことが不可欠である。そこで高速のクロック系を構成する場合、クロック系の配給は全てPN(正負)両極を使った差動系とする。図はクロック系の構成例であるが、仮にクロック最終段とFF(フリップ・フロップ)との間が片極の場合、クロック最終段で信号が発振源にまで反射して波形が振動し、論理動作に影響を与えることがある。

【設計のアドバイス】
発振源からみると、システム全体のFF数は数十万個におよぶこともあるが、手を抜かずに最後まで差動系で構成しなければならない。