ボルトに大きな曲げ応力が作用すると、ボルトの首下から亀裂が入り、ボルトの首が飛ぶ。たとえ、多数のボルトで負荷を分担させても、複数のボルトの半分は引張、残りの半分は圧縮を受け持つ。決して負荷を分担するわけではないので、大きな負荷が加わるボルトから順番に首が飛び、結局、全体が破損する。対策として、ボルト径を大きくしたり、高強度ボルトに変更することが一般的である。しかし、それらの対策が困難な場合は、図に示すように曲げ応力を緩和するために、ボルトにカラーを挿入して首下長さをかせぐことが有効である。


図 カラーを挿入してボルトの曲げ応力を緩和する

【思考演算の説明】
 ねじの機能を、引張応力を作用させて部材を締結する機能と、曲げ応力を作用させて部材の曲げモーメントを支える機能とにふたつに分割して、構造を検討した。